指示標識(青色)とは?全18種類の意味と設置基準を解説

この記事の監修者

リキ・トラフィック企画 有限会社
エグゼクティブ・アドバイザー
戸張 昌弘

警視庁勤務32年
 警視庁本部(交通規制課)在籍10年
(標識・標示 設計、管理等担当)

⇒詳細はこちら

「青い標識って全部同じに見える…」
「横断歩道と優先道路の違いがわからない」

道路でよく見る青い標識は「指示標識」と呼ばれ、通行方法を具体的に指示する標識です。規制標識と同様に法的拘束力があり、違反すると反則金や違反点数が科されます。

この記事でわかること
  • 指示標識16種類の意味と見分け方
  • 規制標識との違いと使い分け
  • 横断歩道・優先道路・専用通行帯の詳細ルール
  • 違反時の罰則と反則金一覧
  • 駐車場や私道への設置方法

結論

指示標識は青地に白抜きで表示され、通行方法を具体的に指示する標識です。
規制標識が「〜禁止」という否定形なのに対し、指示標識は「〜せよ」という命令形で、どちらも違反すると罰則があります。この記事では、横断歩道や一方通行など主要16種類を徹底解説します。

この記事の監修者

リキ・トラフィック企画 有限会社
エグゼクティブ・アドバイザー
戸張 昌弘

警視庁勤務32年
 警視庁本部(交通規制課)在籍10年
(標識・標示 設計、管理等担当)

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道路標識の全体像を知りたい方はこちら↓

目次

指示標識とは?規制標識との違い

指示標識は、道路交通法に基づいて通行方法を指示・許可する標識です。規制標識と同様に法的拘束力がありますが、その目的と表現方法が異なります。

指示標識の基本的な特徴

  • 主な色
    青地に白抜き(一部は青と白の組み合わせ)
  • 主な形状
    円形、四角形、逆三角形、菱形
  • 設置数
    全16種類
  • 違反時の罰則
    反則金、違反点数が科される

規制標識と指示標識の違い

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項目規制標識指示標識
主な色赤・青
表現「〜禁止」「〜止め」(否定形)「〜せよ」「〜可」(命令・許可形)
具体例駐車禁止、通行止め、一時停止横断歩道、優先道路、専用通行帯
違反時罰則あり罰則あり
わかりやすい覚え方

規制標識は「やってはいけないこと」を示し、指示標識は「やるべきこと」を示します。
例えば、「一時停止」は規制標識(停止しないと違反)、「横断歩道」は指示標識(歩行者優先にせよ)です。

横断施設を示す指示標識

歩行者や自転車の横断を示す標識は、交通弱者保護のために最も重要な指示標識です。

横断歩道

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標識名番号意味罰則
横断歩道
407-A/B歩行者が横断するための場所を示す横断歩行者妨害で2点・反則金9,000円(普通車)

横断歩道では、歩行者が横断しようとしている場合、車両は必ず一時停止する義務があります。

横断歩行者妨害の取り締まり強化

近年、横断歩道での歩行者優先違反の取り締まりが強化されています。
「横断しようとしている」の判断基準

  • 横断歩道の手前で立ち止まっている
  • 横断歩道に向かって歩いている
  • 横断する意思が明らかである

これらの場合は必ず停止してください。

自転車横断帯

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標識名番号意味罰則
自転車横断帯
407の2自転車専用の横断場所を示す通行区分違反で1点・反則金6,000円

自転車横断帯は、自転車が横断するための専用スペースです。自転車は横断歩道ではなく、この横断帯を通行する必要があります。

横断歩道・自転車横断帯

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標識名番号意味
横断歩道・自転車横断帯
407の3歩行者と自転車が横断する場所を示す

横断歩道と自転車横断帯が併設されている場所を示します。

安全地帯

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標識名番号意味
安全地帯
408路面電車の乗降客や歩行者が安全に待機できる場所

安全地帯では、車両の通行が禁止されます。路面電車が停車している場合、後続車両は安全地帯の手前で停止する必要があります。

優先関係を示す指示標識

交差点での優先関係を明示する標識は、事故防止のために重要な役割を果たします。

優先道路

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標識名番号形状意味罰則
優先道路
405菱形この道路が優先道路であることを示す優先道路通行車妨害で2点・反則金7,000円

優先道路の標識がある道路では、交差する道路からの車両より優先されます。ただし、優先道路側の車両でも安全確認は必要です。

優先道路の判断基準

以下のいずれかに該当する道路が優先道路です。

  • 優先道路標識がある
    菱形の青い標識が設置されている
  • 中央線や車線境界線が交差点内まで続いている
    道路標示が途切れずに続いている

交差する道路に「一時停止」や「徐行」の標識がある場合も、優先道路の可能性が高いです。

中央線

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標識名番号意味
中央線
406道路の中央を示す線

中央線は、対向車線との境界を示します。黄色の実線は「追越しのためのはみ出し禁止」、白色の破線は「追越し可」を意味します。

停止線

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標識名番号意味
停止線
406の2一時停止や信号待ちで停止する位置を示す

停止線は、車両が停止すべき位置を示します。一時停止の場合、この線の手前で完全停止する必要があります。

通行・駐車を許可する指示標識

特定の通行や駐車を許可する標識は、規制標識の例外を示します。

並進可

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標識名番号意味
並進可
401自転車が2台並んで走行することを許可

通常、自転車の並進は禁止されていますが、この標識がある道路では2台並んでの走行が可能です。

軌道敷内通行可

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標識名番号意味
402路面電車の軌道内を自動車が通行できる

通常は通行が禁止されている路面電車の軌道内を通行できる区間を示します。ただし、路面電車が接近している場合は通行できません。

高齢運転者等標章自動車駐車可

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標識名番号意味
高齢運転者等標章自動車駐車可

402の2高齢運転者等の標章を掲示した車両の駐車を許可
高齢運転者等標章自動車停車可

403の2高齢運転者等の標章を掲示した車両の停車を許可

駐停車禁止区間でも、身体障害者や高齢運転者の標章を掲示した車両は駐停車可能です。

駐車可・停車可

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標識名番号意味
駐車可
403駐車が許可されている区間
停車可
404停車が許可されている区間

駐停車禁止区間でも、この標識がある場所では駐車または停車が可能です。

規制予告を示す指示標識

前方の規制を事前に知らせる標識は、安全運転と違反防止のために重要です。

規制予告

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標識名番号意味
規制予告
409-A/B前方の規制(通行止め、駐車禁止等)を予告

規制予告標識は、前方に規制標識があることを事前に知らせるものです。矢印で方向を示すタイプと、規制標識を小さく表示するタイプがあります。

規制予告標識の設置距離

規制予告標識は、通常規制地点の50m〜200m手前に設置されます。
高速道路では500m以上手前に設置されることもあります。

指示標識違反の罰則一覧

指示標識に違反すると、規制標識と同様に反則金と違反点数が科されます。

主な指示標識違反の罰則一覧表

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違反内容違反点数反則金(普通車)反則金(二輪車)
横断歩行者等妨害2点9,000円7,000円
優先道路通行車妨害2点7,000円6,000円
通行区分違反2点7,000円6,000円
安全地帯への進入2点7,000円6,000円
通行帯違反1点6,000円6,000円
注意

特に横断歩行者等妨害は、近年取り締まりが強化されています。
横断歩道の手前では必ず減速し、歩行者の有無を確認しましょう。

指示標識の設置基準と工事の流れ

指示標識は、道路管理者または公安委員会の権限で設置されます。駐車場や私道でも、安全管理のために設置できます。

指示標識の設置が必要なケース

  • 商業施設の駐車場
    駐車方法、通行区分の指示
  • マンションの駐車場
    駐車可・停車可の明示
  • 工場・倉庫の私道
    専用通行帯、一方通行の指示
  • 横断歩道の新設
    学校や病院周辺の横断施設
  • 優先道路の明示
    交通事故多発地点での優先関係の明確化

指示標識工事の流れ

  1. 現地調査・交通量測定
    設置場所の確認と、交通量や歩行者の動線をチェック
  2. 設計・見積もり作成
    標識の種類・サイズ・設置位置を決定し費用を算出
  3. 道路使用許可申請
    公道での工事は警察署への申請が必要
  4. 標識の製作・発注
    規定の規格に沿って標識板を製作
  5. 設置工事
    路面標示と組み合わせて設置
  6. 完了検査
    設置位置・高さ・視認性の確認

指示標識工事の費用相場

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工事内容費用相場
横断歩道標識の新設150,000円〜200,000円
優先道路標識の設置150,000円〜200,000円
駐車場内の指示標識50,000円〜180,000円
路面標示との組み合わせ200,000円〜400,000円
道路使用許可申請代行10,000円〜30,000円
駐車場や私道への設置のメリット

商業施設や工場の駐車場に指示標識を設置することで、以下のメリットがあります。

  • 交通事故の防止
  • 駐車トラブルの減少
  • 施設管理者の責任の明確化
  • 利用者への安全配慮義務の履行

指示標識に関するよくある質問

指示標識は全部で何種類ある?

全16種類あります。

横断歩道や優先道路など、通行方法を指示する標識が中心です。規制標識74種類に比べると少ないですが、どれも重要な標識です。

横断歩道で歩行者がいない場合も停止が必要?

歩行者がいない場合は停止不要です。

ただし、横断しようとしている歩行者がいる場合は必ず停止する義務があります。「横断しようとしている」の判断は、歩行者が横断歩道の手前で立ち止まっている、横断歩道に向かって歩いているなどの状況で判断されます。

優先道路の標識がなくても優先道路になる場合がある?

はい、中央線や車線境界線が交差点内まで続いている道路も優先道路です。

優先道路の判断基準は以下の2つです。

  • 優先道路標識(菱形の青い標識)がある
  • 中央線や車線境界線が交差点内まで途切れずに続いている
規制標識と指示標識の両方が違反になる場合はある?

はい、複数の違反が同時に成立する場合があります。

例えば、横断歩道での一時停止違反(規制標識)と横断歩行者等妨害(指示標識)が同時に成立する場合があります。この場合、より重い違反が適用されます。

私道や駐車場にも指示標識は有効?

公道ではないため、道路交通法上の効力はありません。

ただし、施設管理者の指示として効力があり、安全管理や事故防止のために設置することが推奨されます。無視すると、施設管理者との契約違反や業務妨害になる可能性があります。

指示標識は誰が設置できる?

公道は道路管理者または公安委員会、私道は施設管理者が設置できます。

公道での設置には道路使用許可が必要ですが、私道や駐車場では施設管理者が自由に設置できます。
弊社では、駐車場や私道への指示標識設置工事を承っております。

指示標識の視認性が悪い場合の対処法は?

道路管理者または警察署に報告してください。

標識が樹木で隠れている、汚れて見えない、破損しているなどの場合は、道路管理者または警察署に連絡することで改善されます。私道の場合は施設管理者に連絡してください。

まとめ|指示標識を正しく理解して安全運転を

指示標識について解説しました。

この記事のまとめ
  • 指示標識は全16種類、青地に白抜きが基本
  • 規制標識は「禁止」、指示標識は「指示・許可」
  • 横断歩道では歩行者優先が絶対
  • 優先道路は標識または路面標示で判断
  • 違反すると規制標識と同様に罰則
  • 駐車場や私道でも設置推奨

指示標識は、交通事故を防ぎ、安全で円滑な交通を実現するための重要な標識です。規制標識とあわせて正しく理解し、必ず標識を守りましょう。

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